SCSKは3月29日、RIA開発プラットフォーム「Curl」のモバイル開発環境「Caede(カエデ)」ベータ版 Ver0.8.0の提供を開始したと発表した。

同製品は、単一の開発言語(Curl言語)と開発環境でさまざまなデバイスに対応したモバイルアプリケーションを開発できるため、デバイスごとにスタイルシートやソースコードを用意することなくワンソースで完結できる。

今回、Curlアプリケーションからモバイルアプリケーションへの変換を可能にする自動トランスレーション、Curl言語の基本構文、ライブラリ、GUIコンポーネント機能が追加された。トランスレータにより生成されたモバイルソースコードは、スマートフォンやタブレット上でハイブリッドアプリケーションとして動作する。

「Caede」ベータ版の概要

モバイル特有のGPSやカメラ、加速度センサー、傾きセンサー、ローカルストレージ、音声などと連携ができるとともに、JavaScriptやJavaと連携することで、より柔軟なアプリケーション構築が可能となる。

同製品はCaede開発環境だけでなく、Androidアプリケーションに必要なAndroid SDKなども含めてオールインワンでインストールできる。

今後は、「Visual Layout Editor」によるノンコーディング開発を実現するほか、iPad/iPhoneユーザー向けにiOSにも対応する予定。

「Caede」ベータ版のダウンロードページ。ここからダウンロードできる