富士通は、同社の通販サイト「富士通WEB MART」において、12日に発表された個人向けPC春モデルの取り扱いを開始した。店頭販売向けには冬モデルが継続販売となった「LIFEBOOK PH」にもWEB MART限定の新モデルが登場しているほか、店頭モデルにはラインナップされないCPUオプションなども用意されている。
なお富士通WEB MARTでは2月1日まで、春モデルのカスタマイズモデルが15%オフになるなどの特典を用意した「2012春 新製品モニター」キャンペーンを実施している。このキャンペーンの詳細については、当該の記事を参照いただきたい。
LIFEBOOK PH75/GN
店頭販売向けには冬モデル「LIFEBOOK PH50/E」が継続販売、上位モデル「PH74/E」が販売終了となった「LIFEBOOK PH」シリーズだが、WEB MART限定モデルには新製品が登場。店頭モデルにはないモバイル・マルチベイ構造採用のモデルとなっており、スーパーマルチドライブや内蔵バッテリユニット、モバイルプロジェクターユニットを装着できるほか、カバーを装着して軽量化することもできる。
CPUはCore i3-2350M(2.30GHz)とCore i5-2520M(2.50GHz)から選択可能。ストレージのオプションは、従来の約320GB/500GB/640GBのHDDまたは約128GBのSSDに加え、256GB SSDが新たに選択できるようになった。最小構成時の価格は114,800円(1月13日現在、クーポン適用で97,580円)。
最小構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-2350M(2.30GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 2GB(2GB×1、最大8GB)、ストレージが約320GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが12.1型ワイドLEDバックライト付軽量・薄型・高輝度TFTカラー液晶(ノングレア、1,280×800ドット)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。
サイズはW282×D215×H29.9mm。重量は約1.17kg(モバイル・マルチベイ用カバー装着時)/1.30kg(スーパーマルチドライブ装着時)。バッテリ駆動時間は約5.0時間。
LIFEBOOK AH30/GN
もうひとつの限定モデル「LIFEBOOK AH30/GN」は、薄型A4ノートPCのエントリーモデル。CPUとして、店頭モデルには用意されないCeleron B720を搭載し、最小構成時で84,300円(1月13日現在、クーポン適用で71,655円)と低価格を実現しているのが特徴だ。
最小構成時の主な仕様は、CPUがIntel Celeron B720(1.70GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 2GB(2GB×1、最大8GB)、ストレージが約320GB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが15.6型ワイド スーパーファイン液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。
サイズはW374×D245×H35.0~36.0mm。重量は約2.4kg。バッテリ駆動時間は約2.0時間。
その他のオプション
各シリーズのカスタマイズモデルで選択可能なオプションについても拡充されている。
セパレート型デスクトップPC「ESPRIMO DH」では、店頭モデルのストレージ容量が倍増したのと同様に、4TBのHDDがストレージのオプションに加わった。なお同シリーズでは、24型/20型の液晶ディスプレイそれぞれに、WEB MARTのみのオプションとしてノングレアタイプのものが用意されている。
薄型A4ノートPC「LIFEBOOK AH」では、店頭のみだとテレビ搭載モデルのCPUがPentiumのみとなるところ、Intel Core i5/i3の選択を可能とした。またモバイルノートPC「LIFEBOOK SH」では、「SH76/GN」のストレージオプションに128GBのSSDが追加されている。