フィンランドのNokiaは1月9日(現地時間)、LTEに対応したWindows Phoneスマートフォン「Lumia 900」を発表した。米国向けのスマートフォン新製品となっており、米AT&Tより数カ月以内に独占販売される。

Lumia 900は、4.3インチ(800×400ドット)のAMOLED ClearBlack displayを搭載したスマートフォン。NokiaのWindows Phone搭載端末としては、「Lumia 800」「Lumia 710」に次いで3機種目となるが、初めてLTEをサポートした。AT&TのLTEネットワークを利用した下り最大50Mbpsの高速通信が可能であり、LTEエリア外ではHSPAにより下り最大21Mbpsで通信できる。

Lumia 900のシアン(左)とマットブラック

背面には8メガピクセルのCarl Zeiss製光学レンズを採用した8メガピクセルカメラを搭載。前面にも、ビデオ通話などに利用できる1メガピクセルのフロントカメラを搭載している。1830mAhの大容量バッテリーを搭載し、約7時間の連続通話、約300時間の連続待受が可能なほか、MP3プレイヤーとして利用した場合は約2日半利用できる。

録画予約ができるAT&TのTV番組ガイドアプリ「AT&T U-verse Mobile」をプリインストールするほか、Windows Phone Marketplaceより、「Nokia Maps」や音声ナビゲーション機能のある「Nokia Drive」などのアプリをインストール可能。また、スポーツチャネルESPNがスポーツニュースなどを提供する「ESPN Sports Hub」をプリロードする。

寸法・重量は約127.8×68.5×11.5mm・約160g。CPUはQualcomm製Snapdragon APQ8055+MDM9200(1.4GHz)を搭載。内蔵メモリはRAMが512MB、ROMが16GBで、オンラインストレージの「SkyDrive」も利用可能。OSはWindows Phone 7.5(Mango)を採用している。Wi-FiはIEEE802.11b/g/nをサポート。通信面ではGSM/EGSM、WCDMA、LTEに対応している。カラーバリエーションは、シアンとマットブラックの2色。