シャープは、4.3型タッチパネル液晶(WVGA:800×480ドット)を搭載した業務用携帯端末「HandyBrain」(RZ-F300シリーズ)4機種を12月26日から販売する(3G通信対応のRZ-F303Cは2012年2月27日から)と発表した。価格はオープン。

これらは、主に流通小売業や物流業界などの現場で発注・在庫照会・商品管理などに使用することを想定しており、感圧式タッチパネルの採用により、付属のペンによる入力や、手袋をしたままでの操作が可能で、拡大や縮小が行える2点ジェスチャー(2指操作)にも対応する(対応アプリケーションのみ)。

新たに販売されるのは、「RZ-F301」、「RZ-F302」、「RZ-F302C」、「RZ-F303C」の4機種でそれぞれ以下のような機能差がある。

RZ-F301 RZ-F302 RZ-F302C RZ-F303C
NFC
3G通信対応(通話は不可)
バーコードスキャナ
カメラ

いずれもOSは、Windows Embedded Compact 7で、IEEE802.11a/b/g対応無線LAN、Bluetooth V2.1+EDRの通信機能があり、RZ-F302以外は非接触無線通信規格「NFC」に対応。ICカード(ISO 14443 Type A/Type B、FeliCa)やICタグ(ISO 15693 RFID)に対応したリーダーライターとして使用することができる。また、大容量バッテリー(別売)を利用すれば、約12時間駆動でき、コンクリート上1.5m落下に対応の耐衝撃性能も備えている。

CPUは、TI AM3715(800MHz)で、メモリはFlash ROMが512MB、RAMが256MB。インタフェースとして、microSDカードスロット、mini USB端子、ヘッドフォン端子を備える。カメラはオートフォーカス対応200万画素、3Gデータ通信(GPS)はHSDPA(下り14.4Mbps)。外形寸法はいずれもW76×D152×H24mmで、重量は機種により異なり約245g~約263g。