スケジュール管理のためによく使われるToDoリスト。その名の通り、「ToDo=やるべきこと」を箇条書きにしたリストだ。iPhoneアプリにもこのToDoリストは多数リリースされているが、それぞれにいまいちなところがあり、なかなか決定版といえるものがなかった。そんな中で注目されているのが『Priorities』。これまでのToDOアプリとは何が違うのか、実際に使って検証してみた。
タスクをテーマや優先順位で分けて閲覧できる
『Priorities』の大きな特徴としてまず1つ挙げられるのは、仕事やプライベート、雑務などのテーマごとにタスクを振り分けることができる点だ。各テーマのタスクのページを作り、そこにタスクを入力してまとめることができる。入力の際にはタイムラインをわざわざ設定する必要が無いので、サクサクとタスクを追加でき、無駄な時間を食うことが無い。
もう1つの特徴は、タスクに優先を示すスターを付けることにより、優先順位一覧ページでテーマを跨いだタスクを確認することが可能な点だ。仕事でもプライベートでも、スケジュールの優先順位が時間とともにコロコロと変わってしまう経験は無いだろうか。『Priorities』を使えば、スターを付けたり外したりするだけで簡単に重要なタスクを一覧ページで確認できるわけだ。また、各テーマのタスクページはそのままメールで送信できる。
他のユーザーとの間でタスクを同期可能
ToDoリストを使っている人で、同時にスマートフォンや携帯電話のカレンダー機能を併用しているケースも多く見受けられる。その場合はタスクが増える度に同じ内容をカレンダーに書き写す必要があったが、『Priorities』はiPhoneのスケジュール帳やカレンダーにそのままタスクを同期することが可能だ。
そしてタスクは自分以外のユーザーと共有することもできる。方法はメールでURLを相手に送り、リンクを開いてログインしてもらうだけと、非常に簡単だ。チームで仕事の情報をリアルタイムで共有したいとき、家族や恋人同士で買い物を頼むときなど、特に便利だろう。また、タスクは設定で自動でバックアップをとっておくこともできるので、うっかり消してしまったときも安心だ。
『Priorities』は今回みたようにこれまでのToDoリストになかったさまざまな長所を持っており、特に社会人のユーザーからの評判が高いようだ。年末に忙しくなる前に、『Priorities』を導入してみると良いかもしれない。
ちなみにこの『Priorities』は有料アプリだが、無料のLite版も用意されている。とりあえず試してみたい、という方はまずそちらを使ってみてほしい。
(提供:iPad iPhone Wire)