I-ROB(グラフ57~60)
次はROBの特性である。さすがにPseudo-Randomの時(グラフ60)には64エントリあたりで破綻するが、それ以外は概ね128エントリほどが利用できる。Latencyそのものは最小で40Cycle程度でPhenom IIと一緒だから、140エントリを超えたあたりからはCore i7と大きく変わらないLatencyでROBをアクセスできているから、これは十分に性能を改善したとみなして良いと思う。ただPhenom IIと比較して明らかにインプリメントが大幅に変わったな、と思うのはRandom(グラフ59)あるいはPseudo-Randomの傾きがPhenom IIと異なっていることで、またRandomがやや苦手な感じになってきているのもちょっと興味深い。