DropboxでPCとの連携をさらに強化

LTEの高速通信に対応したGALAXY Tab 10.1 LTEであれば、クラウドを活用して、PCとの連携をさらに強化したいところ。筆者がおすすめするクラウドサービスは、オンラインストレージの「Dropbox」だ。Dropboxは、無料で2GBの容量が使えるオンラインストレージ。PCに専用ソフトをインストールすることにより、「Dropbox」というフォルダにファイルを保存すれば、複数のPC間でリアルタイムにファイルを同期できるのが魅力だ。

Android向けの「Dropbox」はAndroidマーケットから無料でアプリケーションをダウンロードできる。同アプリでは、Dropboxに保存しているファイルを閲覧できるほか、ファイルのダウンロードやアップロードも行える。

オンラインストレージの「Dropbox」のAndroid向けアプリ

GALAXY Tab 10.1 LTEで、DropboxアプリからWord、Excelなどの文書ファイルを開くと、先ほど紹介したPolaris Officeが起動してファイルの内容を閲覧できる。ファイルの編集も可能で、編集後に保存すると、ファイルがDropboxに自動でアップロードされる仕組み。PCで途中まで作成したファイルをGALAXY Tab 10.1 LTEで開いて編集し、さらに続きの作業をPCで行うといった使い方が可能だ。

Dropboxに保存しているWordやExcelなどのファイルは、Polaris Officeで開いて閲覧・編集が可能

Dropbox内の文書ファイルをPolaris Officeで編集して保存すると、自動でアップロードが行われる

さらに、Dropboxの共有フォルダを利用すれば、他のユーザーと共有している文書ファイルの閲覧・編集もタブレットで行うことが可能になる。GALAXY Tab 10.1 LTEをビジネスで活用したいと考えているなら、Dropboxはぜひインストールしておきたいアプリのひとつだ。

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ここまで紹介してきた通り、ハイスペックかつ、高速通信「LTE」に対応したGALAXY Tab 10.1 LTEとビジネスの相性は抜群だ。標準搭載のメール、カレンダー、文書編集・閲覧アプリを活用することで、PCと同様か、それ以上のパフォーマンスで効率的に仕事を進めることができるだろう。また、Androidマーケットなどからインストールしたアプリを組み合わせれば、さらにパフォーマンスが向上すると言える。

ビジネスバックの中にGALAXY Tab 10.1 LTEをそっと忍ばせておけば、公園のベンチがオフィスに早変わり

最近のノートPCは軽量化してきているものの、それでもGALAXY Tab 10.1 LTEの約565gという重量にはかなわない。PCの起動に時間がかかるのに比べて、タブレットなら電源ボタンを押してロックを解除するだけで、すぐに使えるというのも魅力だ。また、作業時には、GALAXY Tab 10.1 LTEのデュアルコアCPUの搭載による軽快な動作や、LTEサービス「Xi」対応による高速通信が快適だろう。

仕事でPCを使わなくなるということは現時点ではあまり考えられないが、GALAXY Tab 10.1 LTEを使えば、通勤時や外出時など、これまでPCを持ち歩くのが負担であった部分のかなり多くをタブレットに置き換えることができるだろう。標準搭載アプリやAndroidマーケットからインストールしたさまざまなアプリを使って、GALAXY Tab 10.1 LTEをビジネスで活用してみてはいかがだろうか。