アプレッソは10月31日、同社製データ連携ソフトウェア(EAI)「DataSpider Servista」向け開発/設計環境の新エディション「DataSpider Studio for Web」の提供を開始すると発表した。GUI環境を使ってノンコーディングでデータ連携処理を定義できる「DataSpider Studio」がWebブラウザを通じてどこからでも利用できるようになる。

DataSpider Servistaは、各種アプリケーション/クラウドサービスに対応したデータ連携用アダプタや、データ変換処理コンポーネント、データ処理を起動するトリガーなど、データ連携に必要なコンポーネントが一式揃えられたソフトウェア。GUIの開発/設計環境であるDataSpider Studio上でそれらのアイコンを紐付けるだけでデータ連携処理を実装できるといった特徴がある。クラウドサービスに関しては、Amazon Web Services、Salesforce.com、Windows Azure、Google、ニフティクラウドなどに対応しており、異種クラウド環境をつなぐ「クラウド・データ連携ハブ」としても利用できるという。

今回提供が開始されたDataSpider Studio for Webは、これまでデスクトップアプリケーションとして提供されてきたDataSpider StudioのWebアプリケーション版。オンプレミス、プライベート、パブリッククラウド上に配置されたDataSpider 3.0のサーバーにWeb経由で接続して利用できる。クライアント端末でのインストール作業が不要になるため、すぐに利用を開始できるといった利点がある。

DataSpider Studio for Webは、DataSpider Servista 3.0の有料オプションとして提供され、価格は1ユーザー接続あたり25万円(税別)。100万円(税別)の5ユーザー接続パックも提供されている。10月31日に出荷開始済み。