東芝は3日、「レグザブルーレイ」シリーズ6製品を発表した。ラインナップは「レグザサーバーDBR-M190」「同DBR-M180」に、「レグザブルーレイDBR-Z160」「同DBR-Z150」「同DBR-Z110」「同DBR-C100」。発売時期はレグザサーバー2モデルが12月中旬、DBR-Z160/150/C100が11月上旬、DBR-Z110が10月下旬。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はDBR-M190が20万円前後、DBR-M180が15万円前後、DBR-Z160が11万円前後、DBR-Z150が9万円前後、DBR-Z110が6万円前後、DBR-C100が5万円前後となる見込みだ。

最大6ch、過去15日分までの番組を一時保存できる「レグザサーバーDMR-M190」

2TBのHDDを内蔵したWチューナーモデル「DBR-Z160」

DBR-M190およびDBR-M180は、液晶テレビ「レグザ ZG2」シリーズが採用している「タイムシフトマシン」を「レグザブルーレイ」シリーズとして初めて搭載した機種。タイムシフトマシン用に地上デジタルチューナーを6基搭載しており、最大6chの地上デジタル放送をタイムシフト用のHDD(DBR-M190は4TB、DBR-M180は2TB)に一時保存しておき、DBR-M190では15日前、DBR-M180では番組表を8日前まで遡って再生することが可能だ。一時録画した番組は、通常録画用のHDDやBDにダビングすることもできる。

6ch分の番組を一時保存し、過去番組表から再生できる

DBR-C100を除く5モデルでは、通常録画用に、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基搭載。2番組の同時録画に対応する。MPEG4AVCトランスコーダーにより、2番組同時録画の際も、両方に長時間モードを使用することが可能だ。HDDの容量は、DBR-M190が1TB、DBR-M180が500GB、DBR-Z160が2TB、DBR-Z150が1TB、DBR-Z110/C100が320GB。長時間モードでは最大15倍で録画可能だ(DBR-Z110は最大8倍、DBR-C100は長時間モード非搭載)。

また、DBR-Z110を除く5モデルは、USB接続タイプの外付けHDDにも対応(最大8台まで登録可能)しており、DBR-M190/180ではハブを利用すれば最大4台までの外付けHDDを同時使用できる。DBR-M190/180/Z160/150では、外付けHDDでも長時間モードが利用可能で、内蔵HDDに録画した番組を外付けHDDHDDにムーブ、あるいは逆に外付けHDDに録画した番組を内蔵HDDにムーブすることも可能だ。

さらに、ネットワーク機能も強化。従来より、レグザなどのDTCP-IPに対応したDLNAプレイヤーを搭載した機器に録画した番組を配信する「ネットdeサーバーHD機能」が搭載されていたが、今回はそれに加えて、「レグザタブレット」などと番組を共有する「レグザリンク・シェア」機能も搭載された。レグザタブレットに録画した番組を配信できるほか、現在放送中の番組の配信や、録画した番組のダビングなどを行うことができる。