ソニーは27日、24型フルHD液晶ディスプレイを備える一体型デスクトップPC、「VAIO L」シリーズの2011年秋モデルを発表した。従来までの特徴はそのままに、CPUを強化するなどして基本性能を向上させた新モデルとなる。発売日は10月8日。店頭予想価格は最廉価モデルで160,000円前後から。

「VPCL239FJ/B」

「VPCL238FJ/W」

「VPCL237FJ/BI」

「VPCL236FJ/WI」

従来モデルで好評だった、OSを起動せずに電源オフ状態から約5秒で地デジを視聴できる「スグつくTV」機能など、ソフト・ハード両面からのTV視聴を快適にする各種機能や、3D立体視関連の機能の充実といった特徴はそのまま引継いでいる。今回の秋モデルではさらに、全モデルでのCPU強化や、上位モデルでのメモリ強化など、基本性能の向上が施された。

店頭モデルのラインナップは4機種で、3D対応TV機能付タッチ液晶の「VPCL239FJ/B」(ブラック)、TV機能付タッチ液晶の「VPCL238FJ/W」(ホワイト)、TV機能付の「VPCL237FJ/WI(同/BI)」(ホワイト/ブラック)、TV機能無しの「VPCL236FJ/WI」(ホワイト)。店頭予想価格は順に250,000円前後、220,000円前後、180,000円前後、160,000円前後。

店頭モデルのモデル例として、最上位機種のVPCL239FJ/Bの主な仕様は、ディスプレイが24型フルHD(1,920×1,080ドット)LEDバックライト液晶(3D立体視とタッチパネル対応)、CPUがIntel Core i7-2670QM(2.20GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT 540M 1GB、メモリがDDR3-1066 SO-DIMM 8GB(4GB×2)、ストレージがSATA 7200rpm HDD 2TB、光学ドライブがブルーレイ(DVDスーパーマルチ機能搭載)。TVチューナーはスグつくTV用地デジ×1基、地デジ/BS/110度CS×2基で、VAIO AVCトランスコーダ×2基。OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit。オフィスソフトはOffice Home and Business 2010。

主なインタフェースは、IEEE802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 3.0+HS、USB 3.0×2、USB 2.0×3、IEEE1394×1、HDMI出力(3D対応)×1、HDMI入力×1、ビデオ入力×1、オーディオ入出力、メモリカードスロット、131万画素Webカメラ。ワイヤレスキーボード/レーザーマウス/3Dメガネ/リモコンが付属する。本体サイズ/重量は約W608×D168~187×H429mm/約12kg。

オーナーメードモデルでは、CTOの高い自由度のなかから、より上位のCPUやOSなどの選択ができるほか、CTOオプションに限定カラバリが追加され、店頭モデル同様のブラック/ホワイトのベースカラーの対し、カラーフレームを変更するカラバリとしてピンク/ブルー/グリーン/バイオレットの組み合わせを選ぶことができる。

CTOではカラーフレームとの組み合わせで多彩なカラバリが実現