東芝は24日、スマートロボットクリーナー「Smarbo」(VC-RB100)を発表した。発売は10月1日。価格はオープンで、市場価格は90,000円前後と予想される。

ロボットクリーナーを趣味で使う製品ではなく、実用品として成立させた「VC-RB100」

ロボット型掃除機は、自動的にに床の上を掃除してくれる便利な機器だが、同じ場所を何度も行き来し(しかも、掃除してほしい場所にはなかなか辿り着かない)、非効率的に部屋を掃除するというイメージが強い。VC-RB100は、そういった無駄を、加速度センサー、距離センサー、カメラからの情報をもとにした制御で排除した製品。

VC-RB100では、床面を25cm2の区画に分割して認識する。また、本体の上部には、カメラを搭載。このカメラで部屋の壁や天井を30fpsで撮影し、その映像と加速度センサー、ジャイロセンサーからの情報をもとに、既に通過したルートを記憶。これにより、同じ場所を何度も通過することなく効率的に掃除を行う。2畳分のスペースならば、約2分で掃除することができる。

もちろん、一般的なロボット式クリーナーと同様に、掃除が終了すると、自動的に充電台に復帰する。また、赤外線式の障害物センサーを8個、段差センサーを3個など、計38個のセンサーを装備。家具などへの接触や落下なども防いでいる。また、高さ1.5cmまでの段差ならば、乗り越えも可能だ。

なお、通常のモードでは、本体の壁への接触を避けるため、壁際の掃除は行わないが、壁際掃除用のモードも備えており、ほこりのたまりやすい壁際を効率よく掃除することもできる。

消費電力(充電器) 約40W
充電時間 約120分
最長運転時間 約90分
本体サイズ 365mm(W)×93mm(H)×355mm(D)
質量 3.7kg
集塵容量 0.6L
運転音 約52dB