キヤノンの「ImageFOMULA DR-C125」は、同社のドキュメントスキャナ「ImageFORMULA」シリーズの新モデルだ。基本的にデスクサイドで使う据え置きタイプで、省スペースへの斬新な工夫、紙送りの精度や使い勝手、両面対応の高速スキャンなど、全体的に隙のない製品に仕上がっている。

キヤノンのドキュメントスキャナ「ImageFOMULA DR-C125」

■主な仕様 [イメージセンサー] CIS [光学解像度] 600dpi [ADF容量] 約30枚 [原稿サイズ] W50.8~216mm、D70~356mm(ラウンド排紙)、D53.9~356mm(ストレート排紙) [読み取り面] 片面/両面 [読み取りスピード] 50面/分(A4カラー両面、200dpi) [本体サイズ] 未使用時(用紙トレイ収納)W300×D156×H217mm、使用時(用紙トレイ全開)W300×D235×H336mm [重量] 約2.6kg [店頭予想価格] 44,980円

スマートフォンやタブレットデバイスの普及に合わせて、紙の本を自分でデジタル化する"自炊"がブームとなり、今ではすっかり定着した感がある。デジタル化した本のデータをモバイル端末で持ち運べるのは、やはり便利だ。それとともに、ADFを標準搭載したドキュメントスキャナの注目度が高まり、こちらも自炊には欠かせない機器となっている(余談だが、自炊ユーザーでは○万円もする裁断機を購入する人も多い)。自炊だけに限らず、ドキュメントスキャナが1台あれば複数の名刺や書類を一気にデータ化できるなど、仕事にも大いに役立つ。

さて、ここで紹介するキヤノンの「ImageFOMULA DR-C125」(以下、DR-C125)は、デスクサイドモデルのドキュメントスキャナという位置付け。ドキュメントスキャナ「ImageFOMULA」シリーズのコンシューマ向け製品としては、上位モデルに当たる。