サイドパネルによるタブブラウジング

Mozillaは16日(米国時間)、Android用のモバイルWebブラウザ「Firefox」のバージョン6をリリースした。Android 2.3にとけ込むようにデザインが改善され、タブレット向けの最適化が行われた。またパフォーマンスとメモリー管理の改善により動作が安定している。システム要件は、Android 2.1以上、ARMv7プロセッサ、512MBのRAM、17MBの空き領域もしくはSDカードストレージ。

Firefox 6にはGigerbreadテーマという新しいデザインが採用されており、Android 2.3 "Gingerbread"以上を搭載した端末ではAndroidと一体感のある美しい見た目になる。より少ないメモリーで短時間で起動し、また初めて起動した時にAndroid版Firefoxの特徴であるサイドパネルをユーザーにスライドして示すように初回起動表示が改善された。今回、初めてタブレットへの最適化が行われており、第1弾としてUI要素、ボタン、フォントサイズなどが大画面用に調整されている。今後数回のリリースでさらなる最適化を重ねていくという。

いくつかの技術が新たに実装されている。IndexedDBデータベースストレージの使用、Webコンテンツによるタッチイベントの取得、加速度センサーを用いた端末の向きや傾きの取得などが可能になった。またCSSプロパティ -moz-hyphensによる自動テキストハイフネーション、CSSトランジションをサポートする。