いよいよ発売となったOS X Lion。マイコミジャーナルではこれまで7月12日と14日の二度にわたり各メーカーのLion対応状況をお伝えしてきたが、引き続き7月21日時点での最新対応状況をお届けしよう。注目は、これまで対応状況が不明だった大物ソフトのひとつ、Office for Macが2011/2008がLion対応、2004以前が非対応と明らかになったことだ。
なお、今回掲載する情報もこれまで同様、本記事執筆の7月21日時点での情報となる。対応状況は随時更新されるので、ここで紹介するサポートページなどで最新の情報をチェックしてほしい。
日本マイクロソフト(Office for Mac)
Office for Macについては、Office for Mac 2011シリーズ、Office 2008 for Macシリーズの製品が、Lion上で動作する。同社では、「基本動作テストを通じて、現在のところ大きな問題点は見つかっていません」とし、「問題点が見つかった際は、検証を行い、当サイトで情報を共有していきます」としている。また、Office for Mac 2011については、OS X Liionの新機能のうちアプリケーション側の対応が必要なものについて、継続して検討していくとしている。Office 2004 for Mac以前の製品については、Lion上で利用できないという。
Mozilla Firefox
Mozilla FirefoxにはLion上で動作させようとするとクラッシュする問題があったとのことで、Firefox側のアップデートで対応される。Lion対応のバージョンはFirefox 5.0.1/3.6.19となるので、この最新アップデートの適用が必要だ。ただしFirefox 3.6.19でスクロールバーのレンダリングに異常が発生するようであれば、Firefox 5.0.1にアップデートしてほしいとのこと。
キヤノン(オフィス向け複合機)
キヤノンからは、オフィス向け複合機の障害情報が公開。Lion上でSnow Leopard対応ドライバソフトを使用すると、エラーログ出力でHDD容量を過度に消費し、ログインできなくなる可能性があるという。この問題に対応するための暫定版ドライバソフトをWebサイトから入手できる。正式対応版ドライバソフトは11月リリース予定。
アクト・ツー(Intego製品)
アクト・ツーでは、同社が取り扱うIntego製品のLion対応状況を公開している。「ContentBarrier」「FileGuard」「NetBarrier」「NetUpdate」「Personal Antispam」「Personal Backup」「Remote Management Console」「VirusBarrier」「VirusBarrier Server」などの製品のLionに対応するバージョンが掲載されている。。
ピクセラ
ピクセラはウェブサイトにおいて対応予定を告知。それによれば、テレビ・ビデオキャプチャ製品2製品がアップデータの公開に向けて評価中、DVDオーサリングソフト「PixeBurn! for HD」が対応の可否も含め調査中とのこと。
ブラザー
ブラザーはサポートページのOS対応状況に、「Mac OS X 10.7」の対応状況を追加した。同ページから、Lion環境用のプリンタードライバがダウンロードできる。
ニコン
ニコンは「Mac OS X 10.7」での検証を予定しているソフトについてアナウンス。準備が整い次第、対応の予定について案内するとしている。検証予定ソフトは「Capture NX 2」「ViewNX 2」「Camera Control Pro 2」「WT-4 Setup Utility/Thumbnail Selector」「Nik Color Efex Pro 3.0」「PC-PJ Transfer」の6本で、これらの旧バージョンなど他のソフト、およびSCSI接続/シリアル接続の商品などについては対応予定がないという。
フォーカルポイントコンピュータ
フォーカルポイントコンピュータもウェブサイトで周辺機器製品の対応状況を公開している。elgatoのハードウェアH.264エンコーダ「turbo.264」がすでに「非対応」となっているほか、同じくelgatoの「turbo.264 HD」「EyeTV Plus」「Elgato Video Capture」が「近日対応予定」、その他の製品は確認・テスト中とのこと。