Mac用画像処理ソフト「Pixelmator」を開発・提供するPixelmator Teamが2日(米国時間)に、「Pixelmator 2.0」(コードネーム: Chameleon)のスニークプレビューを公開した。夏にリリースする予定だという。

GPUを活用した軽快な動作が評価されて着実にユーザーを増やしていたPixelmatorは、今年1月に販売方法をMac App Storeに絞り込んだことで爆発的な人気を獲得した。Mac App Storeのみになると、ディスク版の購入者が次のメジャーバージョンアップのときに買い直す必要がある。そこでディスク版の購入者がMac App Storeに移行しやすくするために、59.99ドルで販売していたPixelmator 1.xを、Mac App Storeではバージョン2.xへの無料アップグレードを付けて29.99ドル (3500円)の特別価格で販売し始めた。この移行キャンペーンが奏功した。

Pixelmator 2.0は、ベクターベースの図形要素の作成と編集をサポートするドローイングツールを備える。またヒーリングツールや、イメージから不要なエレメントを消すContent-Aware Fill、スマッジツール、スポンジツール、バーンツールおよびドッジツールなど、レタッチ機能が大幅に強化される。ツールが増えるが、ユーザーの状況に合わせて必要なツールのセットを提示するTool Options Bar、ツールパレットのカスタマイズ機能などによって、より効率的にツールを使用できるという。また新しい情報バーが、使用しているツールごとに必要な情報をユーザーに提供する。

Pixelmator 2.0

Pixelmator 2.0リリース前にMac App StoreでPixelmator 1.xを購入したユーザーは、無料でv2.0へのアップグレードが可能。Pixelmator 2.0リリースをもってMac App Storeへの移行キャンペーンは終了し、価格は59.99ドルになる。