ソニーは、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α55」などに搭載されている、光を通す透過ミラーを用いた技術、「Translucent Mirror Technology」(トランスルーセントミラー・テクノロジー)と、レンズ交換式HDビデオカメラ ハンディカム「NEX-VG10」で、「TIPA」の各部門賞を受賞したことを発表した。

「Translucent Mirror Technology」を採用した「α55」

レンズ交換式HDビデオカメラ ハンディカム「NEX-VG10」

Translucent Mirror Technologyは、光を通す透過ミラーを用いることで、一眼レフカメラでは必要だったミラーの駆動をなくし、常にオートフォーカスセンサーとイメージセンサーに同時に光を当てることができる技術。これにより、秒間最高約10コマの高速連写・追尾オートフォーカスや、世界初の動画撮影中のTTL位相差検出方式オートフォーカス、高精細ライブビューと高速オートフォーカスの両立、ボディの小型化などを実現している点が、高く評価された。

ハンディカム「NEX-VG10」は、総画素数約1460万画素のExmor(エクスモア) APS HD CMOSセンサーを搭載し、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「NEX-5」等が搭載しているEマウントを採用した、世界初のレンズ交換式のHDビデオカメラ。従来のビデオカメラとは異なる、美しいぼけ味の映像や多様な交換レンズの性能を生かしたクリエイティブな映像撮影を実現した点が、高く評価された。