カシオ計算機は7日、G-SHOCK「MUDMAN」シリーズの新モデルとして、磁気センサーと温度センサーを内蔵して方位と温度を計測できる「GW-9300」を発表。6月30日より発売する。価格は36,750円。

MUDMANの新モデルとなる「GW-9300」は、太陽光で充電する「タフソーラー」を搭載している

「MUDMAN」は、耐衝撃性能ウオッチ「G-SHOCK」の中でもタフネス性能を強化した「Master of(マスター オブ) G」シリーズの一員で、防塵・防泥を特に強化したモデルだ。

新作となる「GW-9300」は、先だって開催された「BASELWORLD 2011」において、海外モデルとして発表された「G-9300」の日本モデル。基本的な仕様はそのままに、世界6局の標準電波に対応した「マルチバンド6」を搭載した。

砂漠やジャングルといった過酷な環境での使用を想定し、ボタン部を樹脂パーツで覆うなど、時計の内部に泥や埃が入りにくくした新しい防塵・防泥構造を備えている。

同時に、砂漠の中を駆け抜ける自動車ラリーで要求される信頼性や機能性を追求。時計がどのモードになっていても、3時側のボタンプッシュで方位を計測できる。

砂漠のように目標物が少ない場所でも即座に方角を確認できるほか、温度計測による環境変化の確認、9時側の小窓で月齢を確認、1,000時間まで計れる1/100秒ストップウオッチといった機能を搭載。長時間のタイムを計測しながら、方位と温度も同時に計測することが可能だ。

バンドには、炭素繊維を織り込んで耐久性を高めた「カーボンファイバーインサートバンド」を採用している。