Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは3月8日(米国時間)、安定版のChromeのメジャーバージョンをひとつあげ、Chrome 10系としてのリリースを開始した。Chromeのメジャーバージョンはもはやあまり意味を持っておらず、1ヶ月半ごとのリリースであり、最新の開発成果物をユーザに反映させるための仕組みという認識になっている。

しかし今回はめずらしく、ChromeのセキュリティチームがChrome 10へのアップグレードにともなって導入されたセキュリティ機能を紹介している。紹介されているセキュリティ機能は次のとおり。

  • Windows 7およびVistaにおけるFlashサンドボックス機能のデフォルト有効化。
  • 古くなったプラグインを無効化しアップグレードを促す機能の改善。
  • プラグインの有効無効をコンテキストメニュー経由でより柔軟に設定する機能の導入。

ブラウザがクラッシュしたり動作不能に陥る原因のひとつにプラグインがある。Chromeはプラグインを原因とするクラッシュの防止や、セキュリティ脆弱性の影響を受けないように設計と実装を進めており、Chrome 10でこれまで取り組まれてきた関連機能がデフォルトで動作するようになったことがわかる。