オリンパスイメージングは10日、光学22倍ズームを搭載し、単3形乾電池で駆動するデジタルカメラ「OLYMPUS SP-610UZ」を6月に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は2万7,000円前後。

「OLYMPUS SP-610UZ」

同製品は、35mm換算で広角28mmから望遠616mmの光学22倍ズームレンズ(F値 : F3.3~F5.7)を手のひらサイズの小型ボディーに搭載したデジタルカメラ。デジタルズームとの併用で88倍の撮影も可能。手ぶれ補正の「DUAL IS」は、CCDシフト式手ぶれ補正機構にデジタル一眼のアルゴリズムを採用し、高感度撮影機能との併用で手ぶれや被写体ぶれを効果的に抑えるとのこと。

動画撮影は、1,280×720ピクセルのハイビジョンサイズに対応し、圧縮方式は滑らかで美しい映像が長時間記録できるという「MPEG-4 AVC / H.264」を採用。ワンタッチで撮影のスタートとストップが行えるムービー撮影専用ボタンや、外部インターフェイスとしてHDMI(Type D : HDMI Micro Connector)も装備している。また、テレビ用のリモコンで画像の選択やコマ送りなどの操作ができる「HDMI 出力・コントロール」が利用できる(HDMI1.3a以降の規格対応機器のみ)。

特殊効果撮影が行える「マジックフィルター」では、新たに「水彩」と「クリスタル」が加わり、従来の「ポップ」「ピンホール」「フィッシュアイ」「スケッチ」「ウェディング」「ロック」と合わせて全8種類のフィルターが利用可能になった。

3.0型で約23万ドットの液晶モニターを搭載

小型ボディーに光学22倍ズームを搭載

そのほかの機能として、3Dデータ(MPOフォーマット)とJPEGデータの両方が保存できる3Dフォト撮影機能、ペット(犬・猫)の顔を最大で10匹まで自動検出する「ペットモード」や、ペット(1匹のみ)が正面を向いた瞬間に自動撮影するオートシャッターなどを装備。

電源には単3形アルカリ乾電池もしくは単3形ニッケル水素電池を4本使用。記録メディアは59MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードとEye-Fiカードに対応する。本体サイズは107.4(W)mm×72.6(H)mm×73.2(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ質量は405g。