オリンパスイメージングは10日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS SZ-20」を発表した。発売は2011年春を予定。価格はオープンで、推定市場価格は3万円前後。
同製品は、有効画素数1,600万画素で、低ノイズのため夜景などの暗いシーンでも高細密撮影が行える1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーや、35mm換算で24~300mmの光学12.5倍ズームを搭載したデジタルカメラ。手ぶれ補正には、CMOSシフト式手ぶれ補正機構と高感度撮影による「DUAL IS」を採用し、効果的に補正を行うとのこと。
1,600万画素で秒間最大7コマの連写が行え、5M以下のサイズなら秒間最大15コマの高速連写が可能。シャッターボタンを押してから離すまでの間を等分割して記録する「オート分割連写」も利用できる。さらに、高速連写した4枚の画像を1つに重ね合わせることで、暗い部分でもノイズが少ない夜景写真を撮影できる「手持ち夜景モード」も搭載。
動画撮影は、1,920×1,080ピクセルのフルハイビジョンサイズに対応し、圧縮方式は「MPEG-4 AVC / H.264」を採用する。撮影は、ムービー撮影専用ボタンを使用することで、スタートとストップがワンタッチで行える。また、外部インターフェイスとしてHDMI(Type D : HDMI Micro Connector)を装備し、テレビ用のリモコンで画像の選択やコマ送りなどの操作ができる「HDMI 出力・コントロール」に対応(HDMI1.3a以降の規格対応機器のみ)。
そのほかの機能として、3Dデータ(MPOフォーマット)とJPEGデータの両方が保存できる3Dフォト撮影機能、カメラを左右または上下に振ることで最大360度のパノラマ撮影が行える「ひとふりパノラマ撮影」、新たに「水彩」と「クリスタル」が加わって全8種類のフィルターが利用できる「マジックフィルター」、ペット(犬・猫)の顔を最大で10匹まで自動検出する「ペットモード」や、ペット(1匹のみ)が正面を向いた瞬間に自動撮影するオートシャッターなどを装備。
記録メディアは59MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードとEye-Fiカードに対応。本体サイズは102.4(W)mm×64(H)mm×30.4(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ質量は186g。