電気通信事業者協会(TCA)は7日、2月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが今月も首位。これで11カ月連続となる。2位はNTTドコモ、3位はKDDI、4位はイー・モバイルだった。

ソフトバンクは27万100増で、累計契約数は2,491万600契約となった。「iPhone 4」(アップル製)が依然として人気で、「GALAPAGOS 005SH」(シャープ製)もヒットしている。「iPad Wi-Fi+3G」が実質負担額0円から購入できるキャンペーン「iPad for everybody」は2月末日で終了し、3月25日から「iPad 2」が発売される予定。

2位のNTTドコモは18万2,900増で、累計契約数は5,752万7,000契約。「GALAXY S」(Samsung製)、「REGZA Phone T-01C」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)が好調な売れ行きを維持している。3位のKDDI(au)は14万3,000増で、累計契約数は3,273万7,300契約だった。純増数が10万件を超えたのは昨年4月以来。「IS03」(シャープ製)や「REGZA Phone IS04」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)が純増数増に貢献している。4位のイー・モバイルは5万4,800増で、累計契約数は305万9,900契約だった。

携帯電話全体の累計は65万800契約増で、1億1,823万4,800契約となった。なお、ドコモの2in1契約は4,300減で累計39万6,300契約、ソフトバンクのダブルナンバーは600減で累計3万3,300契約。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 182,900 57,527,000
KDDI(au) 143,000 32,737,300
ソフトバンクモバイル 270,100 24,910,600
イー・モバイル 54,800 3,059,900
携帯電話総計 650,800 118,234,800

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイルを除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -1,600 20,100
KDDI(au) -5,000 48,200
ソフトバンクモバイル 11,800 49,200
イー・モバイル 2,300 -

PHSではウィルコムが29,600増で、PHS全体で367万7,000契約。21ヶ月ぶりに純増に転じた。ウィルコムでは12月3日よりオプションサービス「だれとでも定額」を、1月21日より「もう1台無料キャンペーン」を提供開始している。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 29,600 3,677,000
PHS総計 29,600 3,677,000

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは7万5,300増で、累計67万5,600契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 75,300 675,600