操作面での特徴は、レンズ周りに設けたコントロールリングと背面のコントロールダイヤルの2つによって、各種の設定をダイレクトに変更できる点だ。コントロールリングの働きは、選択している撮影モードによって異なり、プログラムAEモード/ローライトモード時はISO感度、絞り優先AEモード/マニュアル露出モード時は絞り値、シャッター優先AEモード時はシャッター速度となる。

絞り優先AEモード時に、レンズ周辺部のコントロールリングを回すと、絞り値の調整ができる

アートフィルター選択時は、コントロールリングの回転でフィルターの切り替えができる

さらに、アートフィルター時のフィルターの項目や、シーンモード時のシーンの項目を変更したり、連写画像のインデックス表示と通常表示の切り替えなどもリング操作で行える。同種のリングを採用したキヤノンPowerShot S90/S95とは異なり、割り当て機能をカスタマイズできないのは惜しい。一方コントロールダイヤルでは、マニュアル露出モードでのシャッター速度の選択のほか、ボタンを併用して露出補正などを設定できる。

アートフィルターは6種類に対応。E-PL2のようなアートエフェクト機能はない

肌を美しく表現する「eポートレート」など18種類のシーンセレクトAEが用意される

ホワイトバランスや画像解像度、ピクチャーモード、フラッシュ補正など、専用ボタンがない機能については、OKボタンを押して「ライブコントロール」と呼ばれる画面を呼び出して設定する。ライブコントロールは、モニターの下段と右横にアイコンを表示して各種の機能を設定する操作インタフェースのこと。PENシリーズでもおなじみのものだ。

ONにすることで3段分の光量を下げられるNDフィルターを内蔵

AFは、11点のターゲット選択のほか、顔優先や追尾AFなどに対応

オプションの電子ビューファインダー「VF-2」を装着

ボタンのワンタッチで、有機ELモニターとの表示切り替えができる

さらに、ビギナー向けの操作インタフェース「ライブガイド」もPENシリーズから継承する。ライブガイドでは、フルオートモードに相当するiAUTOモード選択時に、背面のOKボタンを押すと表示され、鮮やかさや色合い、背景のぼけなどをガイド文を読みながら、ダイヤルを回して直感的に変更できる。……つづきを読む