2011年2月24日発売予定のXbox 360向け国民的アイドルユニットプロデュース『アイドルマスター2』。そのリリースに先駆けて新CDシリーズ「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON-」がスタート。

そのリリース第2弾として、2010年12月1日には、「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON- 04 菊地真」「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON- 06 四条貴音」、12月8日には「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON- 05 如月千早」の3タイトルが、日本コロムビアより登場した。

そこで今回は、菊地真役の平田宏美、如月千早役の今井麻美、そして四条貴音役の原由実の3人が語ったメッセージを紹介しよう。

(写真左から)平田宏美、今井麻美、原由実

新曲の感想

■菊地真「tear」
平田宏美「今回真は『tear』を歌わせていただいたのですが、歌詞を見ていただけたらわかるとおり、とても大人っぽい内容で、真もあと10年ぐらい経てば、もしかしたら体験するのではないかと思わせるようなぐっと大人っぽい歌詞となっております。曲は、一言でいうとカッコいい感じですが、歌詞とすごくマッチしていて、聴いている切なくなるけれど、最後には前向きになれるのではないかなと思います。真専用の曲はどんどん難しくなってきていて、すごく腹式を使って歌うことが多くなってきているのですが、この曲も一曲歌うだけで、マラソンを走ったのではないかと思うぐらいカロリーを消費する、とても大変な曲になっています。私自身も聴いて感動した曲なので、ぜひ皆さんにも聴いていただきたいなと思います」

■如月千早「眠り姫」
今井麻美「まずはじめに、千早のCDだけ一週間ずれてしまい、楽しみにしていてくださった皆さんには大変申し訳ないと思っております。一週間遅れてしまうことをすごく気にはしていたのですが、それを忘れさせてくれるぐらい、この『眠り姫』という曲は本当にすばらしい楽曲になっています。今まで如月千早としていろいろな曲を歌わせていただいたのですが、これほどまでに千早の心情や環境など、すべてのものを織り込んだ曲に出会えたこと、そしてこの『眠り姫』という作品が完成したこと自体を、本当にうれしく思っています。この曲に関しては、千早的にも私的にも本当に思い入れが強くて、レコーディングを思い出すだけで、今でもちょっと感情が高ぶってしまったりするのですが、今まで『アイドルマスター』をずっと応援してくださった皆さん、千早という人を少しでも知っていて、好きだと思っていてくれた方に、本当に響く曲になっていると思いますし、『アイドルマスター』をまだ知らない方が聴いても、本当に曲としてすごく圧倒され、一度聴いたら決して忘れることのできない曲ではないかという思いでいっぱいです。この曲を作ってくださったバンダイナムコゲームスの椎名さんがレコーディングのときに、『楽曲として、とにかくCDで聴いてほしいんだという想いが強い』ということを強くおっしゃっていました。私も『アイドルマスター』に関わり、いろいろな楽曲の制作に携わらせていただき、音楽作りに関しての自分なりの取り組み方というものもずいぶん培ってきたつもりではあったのですが、この楽曲は本当に、いい環境で聴いたときとそうでないときで、音の繊細さや空気感、表情などがまったくちがうんですよ。難しいかもしれませんが、できるかぎりのいい環境で一度聴いていただけたら、"音楽っていいな"って思ってもらえる楽曲になったのではないかと思います。このことをレコーディングのときにおっしゃっていたのがとても印象的だったので、こういった機会があったら伝えたいと思っていました。ぜひ一度、すごくいい環境で聴いてみてほしいなと思います」

■四条貴音「風花」
原由実「前回の『MASTER SPECIAL』で歌わせていただいた『フラワーガール』は、とてもかわいらしい曲で、ものすごく意外な感じがしたのですが、今回の『風花』は本当に貴音らしい、すごくカッコよくて、きれいで、覚えやすくてすばらしい曲だと思います。ただ、歌ってみるまでは、すごく難しい曲だという思いがありまして、すごくいい曲であるのと同時に、難しそうだなって思っていました。何かの収録の際、『風花』の収録はその一週間後くらいだったのですが、ためしに歌ってみようっていうことになったのですが、その時点だと、まだ全然貴音が歌う『風花』になっていなくて、周りからも『大丈夫なん?』みたいに心配されるぐらいだったのですが、何度も何度も、歌詞に対する理解を深めながら、練習を重ねていくうちに、だんだん貴音が歌う『風花』になってきまして、レコーディング当日には『あ、この前とは全然ちがうやん』みたいな感じで、歌ってみてすごい達成感といいますか、やりきった感があり、実際に聴いてみても、すばらしい出来になったと思っています。実はそういった苦労がたくさんあった曲なので、皆さんにもそれを感じてもらいながら、聴いていただけるといいなと思います」

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