米Googleは12月15日 (現地時間)、Webブラウザ「Chrome 9」のベータ版(Windows/ Mac/ Linux)の提供を開始した。バージョン番号は9.0.597.19。

最新ベータ版では、Webページ閲覧に加えてFlash PlayerプラグインもSandbox機能による保護の対象になる。現時点ではWindows用のみだが、今後のリリースでMac用とLinux用にも拡大するという。

また、すべてのプラットフォーム版で「Chrome Instant」を利用できる。これは、入力中に検索結果を表示して検索時間を短縮するGoogle Instantのブラウジング版といえる機能だ。オプション(環境設定)の基本設定で同機能を有効にすると、Omniboxでのタイピングに応じて、よく訪れるWebページが動的に読み込まれるようになる。たとえばTwitterのヘビーユーザーの場合、"t"と入力しただけでTwitterがロードされる。デフォルトの検索エンジンがインライン予測をサポート(例:Google Instant)していれば、Omniboxでのタイピングに従って検索結果も表示される。

ほかにも、ブラウザで3Dグラフィックスの描画およびハードウエアアクセラレーションを実現するWebGLをサポートする。