ロモジャパン(以下、ロモグラフィー)はこのほど、フィルムカメラ「LOMO LC-A+」の日本バージョン「LOMO LC-A+ White」を発売。世界で1,000台のみの限定生産となり、日本では約150台の販売を予定。ホワイトのレザーケースやストラップ、フィルム2本、ハードカバー写真集などとセットで価格は39,800円。

限定生産となる「LOMO LC-A+ White」。レンズにはMinitar 1 32/2.8(ロシア製)を採用

LOMO LC-Aは、1984年にロシア サンクトペテルブルクで生産開始。2005年に、ロシア生産工場でのカメラエンジニア高齢化などの問題で、惜しまれつつも生産終了が決定したが、ロモグラフィーがLOMO LC-A+開発再生産プロジェクトを旗揚げ。2006年冬新たに中国の工場でLOMO LC-A+として生産を再開し、現在に至ったという歴史をもつ。

付属するレザーケースとストラップ

2009年に25周年を迎えたLOMO LC-A+からは、25周年記念モデル、No Nukes(核廃絶)モデル、Goldモデルといった様々な限定バージョンも登場。今回の日本モデルには、水を使わずに石や岩だけで山水の雰囲気を表現する日本伝統の庭園「枯山水」をモチーフとして採用。枯山水のように末永く多くの人々に愛されるフィルムカメラになって欲しいとの思いがこめられているという。またカメラの裏面には、25周年を記念した「25」の文字もあしらわれている。

本体サイズは105(W)mm×60(H)mm×40(D)mmで、重さは250g(フィルム、電池なし)。