パナソニックは18日、マイクロフォーサーズマウントのレンズ交換式デジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-GF2」を発表した。発売は12月3日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格はボディ単体(ブラックのみ)が6万円前後、パンケーキレンズ「LUMIX G 14mm / F2.5 ASPH.」が付属する「DMC-GF2C」が8万円前後、ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」が付属する「DMC-GF2W」が9万円前後。
同製品は、フラッシュ内蔵式ながら更なるスリム化と軽量化を図ったレンズ交換式デジタル一眼カメラ。従来機種「DMC-GF1」と比較した場合、体積で約2割程度の小型化、重量では20gの軽量化を実現している。また、ボディは全面アルミニウムで構成されており、高品位な外観に加えて、薄型化と剛性感を両立した。
操作面では、クリエイティブ撮影に使用するボタンを凝縮し、シンプルなレイアウトにしたことで使いやすさが向上。また、押すだけで撮影状況をカメラが自動で判別して、8種類のシーンから最適な設定にする「おまかせiA」モードに切り替わる「光るiAボタン」、「動画ボタン」を本体上部に用意することで簡単操作を実現。一眼初心者でも安心して撮影が行えるようにしたという。
液晶モニターには、3.0型タッチパネルを採用。機能選択や撮影モードの変更が直感的な操作で行えるほか、光の色や明るさ、鮮やかさ、コントラストの調整も可能になった「新・マイカラーモード」でも、アイコンのタッチによる直感操作が可能となっている。良く使う機能を素早く呼び出せる「Q.MENU」では、自分で選んだ機能のアイコンを10種類まで登録することが可能。タッチパネル上でアイコンをドラッグ&ドロップすることで「Q.MENU」のカスタマイズも簡単に行える。
さらに静止画撮影に加え、AVCHDフルハイビジョン動画撮影でもタッチパネルを使った操作に対応し、動画撮影中にタッチ操作で背景のボケ具合をコントロールしたり、被写体をタッチすることでピントを合わせることができる。
画質面では、マイクロGレンズシステムの実力を引き出す、新開発の「VenusエンジンFHD」と、有効1,210万画素の4/3型Live MOSセンサーを搭載。エッジ強調を行いつつ、印刷時の解像感バランスを最適化する「新・超解像技術」や、レンズ交換時などに付着したゴミやホコリを自動除去するスーパーソニックウェーブフィルターなども採用されている。
記録メディアは、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を除いた本体サイズは112.8(W)mm×67.8(H)mm×32.8(D)mmで、ボディのみの重量は約265g。