富士通は10月29日、発達障がいや知的障がいがある子どもと、そのような子どもたちの指導者や保護者を対象とした「特別支援携帯アプリ」を開発したことを発表。同日より無償提供を開始した。

同社は同アプリについて、2010年5月~9月の期間で香川大学と共同実証実験を行い、機能や操作性を改善してこのほど一般公開するに至った。

提供されるアプリは、時間の概念を面積(図形)にする「タイマー」、伝えたいことや手順をビジュアル化してコミュニケーションを支援する「絵カード」、書き順をアニメーションで表示する「筆順」の3種類。"視覚化"やバイブレーションによって子どもたちの理解を手助けするようになっている。

同アプリの動作確認済み機種は、NTTドコモから発売されているF-08B/F-07B/F-06B/F-04B/F-03B/F-02B/F-01B/F-09A/F-08A/F-04A/F-03A/F-02A/F-01A/らくらくホン7(F-09B)/らくらくホン6(F-10A)/キッズケータイ(F-05A)で、「iMenu」からダウンロードできるようになっている(「iモードボタンを押す」→「iMenu」→「メニューリスト」→「ケータイ電話メーカー」→「@Fケータイ応援団」)。

「特別支援携帯アプリ」の概要