日本ビクターは4日、周囲の音を集音・増幅してクリアで自然な聴取を実現するというボイスレシーバー「みみ楽」(型名 : EH-A500)を11月上旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は3万円前後。
同製品は、会議や講演などの内容が聞き取りにくいと感じている人に向けたボイスレシーバー。集音した音声の高域部を中心に専用回路で増幅・強調するとともに、不快な雑音や突然の大きな音を抑える音声処理技術により、クリアで自然な聴取を可能にする。なお、医療機器認定を取得した補聴器ではない。
主な特徴として、聴力の衰えとともに聞き取りにくくなる、「か行」「さ行」「は行」などの高い帯域の子音を含んだ言葉を増幅・強調してクリアに聞こえる「子音はっきり回路」や、大きな入力音を一定レベルに抑える「AGC(オートゲイン コントロール)回路」、ドアが強く閉まる音やくしゃみなど突然発生する不快な雑音を低減する「突然音キャンセル機能」を搭載。電源スイッチや音量ダイヤルを大型にし、印刷文字やダイヤル数字も大きくするなどの使い勝手に配慮したユニバーサルデザインも採用している。
また、イヤホン部に空気を閉じ込めたやわらかなシリコンボディの「エアクッション」を採用し、4サイズ(XS / S / M / L)のシリコンイヤーピースを付属。電源として単4形ニッケル水素充電池)2本と専用充電器が同梱され、電池の交換時期を光って知らせる「電池交換お知らせ機能」も装備する。突起物を含まない外形寸法は、31(W)mm×71(H)mm×13.9(D)mm、本体質量は約19g。