ネット経由で音楽ファイル再生などが可能なCDレシーバー「RCD-N7」--デノン

デノンは29日、ネットワークCDレシーバー「RCD-N7」と、ペアとなるスピーカーシステム「SC-N7」を10月中旬に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はRCD-N7が5万5,000円前後、SC-N7が1万5,000円前後。

RCD-N7は、iPhoneやiPod用のドックを装備し、LAN接続によるインターネットラジオの聴取や、パソコンに保存されている音楽ファイル再生なども可能なネットワークCDレシーバー。iPhoneやiPodをドックに接続した場合は、記録されている音楽ファイルの再生が行えるほか、充電や付属リモコンによるコントロールが可能になる。音楽再生では、CDプレーヤーの技術を活用した高音質回路により、プレーヤー単体では味わえない豊かな音質を実現するとのこと。

また、RCD-N7の電源オン / オフやボリュームコントロール、ソースの切換といった基本操作がLAN経由で行える、iPhone / iPod touch用アプリケーション「Denon Remote App」が無償提供される。同アプリケーションでは、ファイルストリーミングやインターネットラジオの操作も行え、iPhone / iPod touchにアルバムアートワークを表示することも可能。

パソコン上のiTunesライブラリーにある音楽ファイルをストリーミング再生する「AirPlay」や、パソコンやNASに保存した音楽ファイルをLAN経由で再生するメディアクライアント機能も搭載。そのほか、インターネットラジオ放送、内蔵チューナーによるAM / FMラジオ放送、音楽CD(CD-DA、CD-R/RW)、USBメモリからのダイレクト再生(MP3 / WAV(リニアPMC) / AAC(DRM非対応) / WMA / WMA lossless / FLAC)といった、多彩な音源に対応する。

ネットワークは、Ethernetと無線LAN(Wi-Fi)に対応し、無線LANではWPSを使った簡単なセットアップが可能。アンプ部の定格出力は65W＋65Wで、突起部などを除いた外形寸法は、280(W)mm×112(H)mm×299(D)mm、質量は4.3kg。

ペアとなるSC-N7は、12cmコーン型ウーハーと2.5cmバランス型ドームツィーターを装備した、バスレフ型の2ウェイ2スピーカーシステム。インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域は50～2万Hz、最大許容入力は120W(PEAK) / 60W(JEITA)。1台の外形寸法は、145(W)mm×233(H)mm×236(D)mm、質量は2.3kg。