ワコムは、学習塾や模試・検定などのテスト問題制作や採点を請け負う佑人社が、ワコムの液晶ペンタブレットをデジタル手書き入力機器として採用し、採点システムに導入、運用開始したと発表した。

ワコムのペンタブレットを活用した採点システム

佑人社はワコムのペンタブレットをデジタル手書き入力機器として80台採用、同社の採点システムを刷新、運用を開始したという。この新しい採点システムでは、従来デジタル化が難しかった記述式問題を手書きで採点する機能を実現し、採点作業の品質とスピードの向上を目指したとのこと。

今回、佑人社が運用を始めた新しいシステムでは、「紙とペンで実施していた採点を全てデジタル化する」ことを目指し、液晶ペンタブレットを入力装置としたデジタル採点システムへと刷新を行い、これを実現した。新しいシステムにおける手書き機能の特長として、「論述式解答や英作文、証明問題などの採点で、どこで加点・減点しているのかを書き込むことができる」、「間違いの印を付けるだけでなく、その理由を書き入れて、受験者に間違いの内容を気付かせることができる」、「解答のアドバイスやコメントを書き入れることができる」などがあるとのこと。