ペンタックス(HOYA)は9日、カジュアルデザインの小型軽量ボディに高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「PENTAX Optio RZ10」を10月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。予想市場価格は、2万円台半ば。

カジュアルデザインかつ軽量ボディを目指した新モデル「PENTAX Optio RZ10」は4色展開

Optio RZ10は、広角28mm~望遠280mm相当の光学10倍ズームレンズを搭載。広大な風景や集合写真から運動会などのスポーツイベントまで、幅広く活躍する一台だ。インテリジェントズーム使用時のズーム倍率は最大67倍で、望遠側は1,876mm相当。この長大な焦点距離を生かすため手ブレ補正機構を強化し、CCDシフト式と電子式を併用した「デュアル手ぶれ補正」を搭載している。また、被写体に1cmまで近付いてのマクロ撮影も可能。レンズ構成は、非球面レンズ5枚を使用した6群9枚。

光学10倍ズームレンズを搭載

約23万ドットの2.7型液晶モニターを採用

さらに、被写体の状況をカメラが判断し、「青空」「夕焼け」「ペット」など16シーンから撮影モードを自動選択してくれる「オートピクチャー」モードや、最大32人、最短0.03秒の高速顔検出、顔検出機能を応用した「スマイルキャッチ」、「小顔フィルター」、「まばたき検出」などに加え、大幅に精度が向上したという「ペット」モード、「トイカメラ」や「レトロ」など多彩なデジタルフィルターを搭載。1280×720ピクセルのHD動画撮影にも対応する。

撮像素子は、有効1400万画素の1/2.33型CCD。背面液晶は、約23万ドットの2.7型。静止画の最大撮影枚数は、約260枚。本体サイズは、97(W)mm×61(H)mm×33(D)mmで、電池とメモリーカードを含めた重量は約178g。