富士通は8月23日、製品含有化学物質管理システム「PLEMIA/ECODUCE」を村田機械に納入したことを発表。同システムの本稼働を開始した。

「PLEMIA/ECODUCE」は、有害化学物質を適正に管理し、化学物質管理業務のスピードや効率、品質を向上させることを目的としたシステム。欧州の化学物質規制法REACH規則に対応している。

村田機械は同システムをデジタル複合機の設計開発を行う同社 情報機器事業部の"情報基盤"として導入。グリーン調達の強化を図るべく6月からテスト運用を開始し、このほど本稼働を開始した。

富士通は、化学物質管理システムの構築で約110社以上の実績を持つとされる富士通長野システムエンジニアリングと共同で、今回のシステムを3ヵ月で構築した。

村田機械は、同システムによって1製品あたり2,000点以上にもなる部品データを一元的に管理することが可能となり、製品に使用する材料や部品に関する化学物質の調査業務の負荷軽減を図るとともに、業務の大幅な効率化を実現できるとしている。

村田機械(情報機器事業部)での「PLEMIA/ECODUCE」による新情報基盤と運用イメージ