キングソフトは8日、同社の統合セキュリティソフト「KINGSOFT InternetSecurity」シリーズ最新バージョンとなる「KINGSOFT InternetSecurity 2011」をリリースした。対応OSは、Windows 2000 / XP / Vista(32/64ビット) / 7(32/63ビット)。

ラインナップは、アンチウイルス機能にファイアウォール、不要ファイルの削除やWindows Update、ソフトウェアアップデートのチェックなどPCの健康状態をチェックしてくれるKingsoft SecurityCareを搭載する32bit有料版「KINGSOFT InternetSecurity 2011」(無制限版:価格1,980円/1年更新版:価格980円)、アンチウイルス機能のみの64bit有料版「KINGSOFT InternetSecurity 2011」(無制限版:価格1,980円/1年更新版:価格980円)の有料版と、それぞれの広告付完全無料版の4製品を揃える。

「KINGSOFT InternetSecurity 2011」は、最新のウイルスの特徴や情報などをクラウド型のデータベースに集積し、リアルタイムにアクセスすることで安全性を解析する。同社では1日あたり約30万の未知のファイルを収集し、20種類以上の分析方法を用いて、これら95%のファイルを1分ほどで解析。PCにすべてのパターンファイルをインストールすることなく、アップデート回数を減少させることでパフォーマンスの向上が図られており、従来バージョン比でスキャン時の平均CPU使用率で約20%、平均メモリ使用量で約40%軽減している。

また、ゲームや映画などのフルスクリーン表示の場合に、アップデートの更新通知を非表示にする「サイレントモード」、ロックされたファイルやエラーで削除できないファイルの削除、特殊処理方式でのファイル削除を可能にする「ファイルクラッシャー」なども搭載する。