6月9日から11日まで、千葉県幕張メッセで開催された「Interop Tokyo 2010」。ナビタイムジャパンのブースでは、モバイルで利用できる各種サービスの紹介が行われていた。

「NAVITIME」は、電車・飛行機・車・バス・徒歩など、さまざまな交通手段に対応したルートを案内する総合ナビゲーションサービス。通常のケータイやPHSに対応するほか、この4月よりiPhoneやAndroid端末などの各種スマートフォンに適合させたアプリもリニューアルして提供している。

また、同社では5月より「エコ特集2010」の提供を開始。「カーシェアリング」対応施設の紹介や「パーク&ライド」に適した駐車場、「エコバッグ」や「マイカップ」の持参を推奨している店舗の紹介、「レンタサイクル」のできるスポット、「電気自動車用充電スタンド」のあるスポットなどが検索できるようになった。さらに、ルート検索結果にはCO2排出量を記載、CO2排出量の少ないルートを優先して表示する「エコルート」の提供もはじめた。

幕張メッセから東京タワーまでのルートを検索。「ルート表示順」に「CO2少ない順」の選択肢が増えた(左)。ちなみに乗用車で移動した場合、CO2排出量は約6,174gだった

「TVスポット検索」は、「出没! アド街ック天国」や「王様のブランチ」などで紹介されたスポット、「大河ドラマ・龍馬伝」で登場したロケ地などが検索できるサービス

グルメ検索ではクチコミ情報がチェックでき、クーポンも手に入る(左)。駐車場検索では、24時間営業か、トイレはあるか、など複数の条件から検索可能。情報は定期的に更新されるので、最新の満空情報が手に入る

また、会場では5月に発表されたau網を利用する通信カーナビ「CAR NAVITIME」の紹介も行われていた。これは無線通信機能を活用したナビゲーション専用デバイスWNDを利用するサービスで、サーバーとの通信連携により常に新しい情報を得られるなどの特長をもったもの。具体的には、新しくできた道路や建物の形状、渋滞情報、ガソリン価格、駐車場の満車・空車情報などの最新情報が取得可能になっている。