PowerShellとデータベース管理

SQL Server 2008では、最近のマイクロソフトのサーバー製品と同じように、Windows PowerShellが正式にサポートされている。さらにWindows Server 2008 R2のリリースとともにPowerShellは2.0へとバージョンアップし、大幅に強化されたという噂だ。これを使うと、管理作業を一層容易に行うことが可能だという。

SQL Server自体にもSQL Server Management Studioという管理ツールが付属しており、バックアップやセキュリティ設定など、日々の管理作業をすべて行えるようにはなっている。しかし、SQL Server Management StudioはあくまでGUIベースであるため、管理作業の自動化を行おうとすると、どうしてもSQL Server Management Studio自体でサポートされている機能に限定されてしまう。それに対し、PowerShellであれば、条件分岐や繰り返しはもちろん、.NET Frameworkのクラスライブラリをそのまま利用できるため、複雑な管理作業もそのままスクリプト化できるというのだ。

そこで、筆者はそのPowerShellによるSQL Serverの管理を試してみたので、本稿ではその模様を簡単にお伝えしよう。

なお、本稿では、PowerShellによるSQL Serverの管理に焦点を当てて説明していく。PowerShellの基本や詳細については省略するので、そちらについてはマイクロソフトのシステム管理者向けWebサイト「TechNet」や本誌連載「GUIユーザーのためのPowerShell入門」などをご覧いただきたい。

TechNet
http://technet.microsoft.com/ja-jp/scriptcenter/powershell.aspx

Windows PowerShell でのスクリプティング
http://www.microsoft.com/japan/technet/scriptcenter/hubs/msh.mspx

GUIユーザーのためのPowerShell入門
http://journal.mycom.co.jp/column/powershell/index.html