添付ファイルやURLリンクへの対応強化として「Active View」という自動プレビュー機能が加わる。添付写真は自動的にHotmail内でプレビュー表示され、ワンクリックでスライドショーでも閲覧できる。FlickrやSmugMugなど写真共有サービスで共有している写真のリンクが送られてきた場合でもActive Viewでの表示が可能。またOfficeドキュメントについてはOffice Web Appsとの連係で対応。Hotmailからワンクリックでオープンできる。

OfficeドキュメントにはOffice Web Appsで対応

ほかにも70以上のパートナーサイトとの連携を通じて、YouTubeやHuluの動画再生、荷物のトラッキング、ソーシャルアップデートなど様々な作業をHotmail内でサポートするという。

HotmailからHuluの動画を再生

逆に写真やドキュメントなどを添付して送信する場合、オンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive」と連係させて相手に届ける。添付写真はまずSkyDriveに保存され、オンラインアルバムに変換して送られる。SkyDriveの活用により、Hotmailユーザーは最大200枚、1枚あたり最大50MBの写真を1つのメールで送信できる。受信者は、利用している電子メールサービスに関わらず写真を表示可能。SkyDrive経由なので、受信者のメールサービスが許容する添付ファイルサイズが小さくても問題なく写真にアクセスでき、スライドショー、ダウンロード、コメントやタグ付けなどの機能を利用できる。Officeドキュメントも同様に、添付ファイルがSkyDriveに保存され、受信者はSkyDrive内のファイルにアクセスする。閲覧するのにHotmailユーザーである必要はなく、Officeを備えていないPCまたはMacからでも閲覧可能だ。1つのメールで送信できるOfficeドキュメントは最大200文書 (1文書あたり最大50MB)になる。

オンラインアルバム形式で届けられた写真

Hotmailはすでにメールのプッシュ配信をサポートしているが、次世代版ではExchange ActiveSyncを用いてメールだけではなく、カレンダーやアドレス帳、タスクなどもシームレスに同期できるようになる。またExchange ActiveSyncに対応していない多機能携帯を含めて快適にHotmailを利用できるように、リッチブラウザとタッチスクリーンに最適化したモバイル版のHotmailを提供する。フィルタリング機能、インラインメッセージ・プレビュー、HTMLメッセージ、オフライン表示、スレッド表示、フラグ付けなどをサポートするという。

次世代Hotmailでは、受信トレイの機能強化やモバイルデバイスのサポート向上を中心に、さらにアカウント保護、すべてのセッションのSSL暗号化、複数のメールアカウントサポート、サブフォルダ、アドレス帳管理など様々な強化を実現する。Microsoftは今後、これらの詳細情報をブログなどを通じて提供するとしている。