2009年国内ネットワーク機器市場、前年比20%減の2,814億円 - IDC Japan

IDC Japanは5月19日、ルータ、Ethernetスイッチ、企業向け無線LANから構成される国内ネットワーク機器市場の予測を発表した。同発表によると、2009年の国内ネットワーク機器市場は前年比20.3%減の2,814億円だったという。

2009年に同市場が大幅に減少した要因として、通信事業者の次世代サービス向け投資規模の縮小によってルータやEthernetスイッチの売上が減少したこと、企業の投資抑制傾向の影響で企業向けのルータ、Ethernetスイッチ、無線LAN機器すべての売上が減少したことが挙げられている。

2010年の同市場は、ルータ、Ethernetスイッチ、企業向け無線LANの各市場が前年を上回り、市場規模は2,912億円、前年比成長率3.5%と予測されている。

同社は、同市場は今後大幅に拡大することは難しいが、企業や通信事業者にとって不可欠なインフラとして安定的な市場を形成すると見ている。同市場の2009年～2014年の年間平均成長率は0.2%、2014年の市場規模は2,837億円になると予測されている。