デルは、企業向けノートPC「Latitude Eシリーズ」において、13.3インチの「Dell Latitude E4310」(以下、E4310)、14.1インチの「Dell Latitude E5410」(以下、E5410)、15.6インチの「Dell Latitude E5510」(以下、E5510)の3機種を新たに発表した。E4310が5月12日より、E5410とE5510が5月19日から発売される。最小構成価格はE4310が159,075円から、E5410が93,870円から、E5510が94,920円から。

「Dell Latitude E5510」

「Dell Latitude E5410」

細かな改善が行われた本体周り

「Dell Latitude E4310」

Latitudeは、いつでも同じものを手に入れたいという企業ニーズに応えるため、3~4年という長期のライフサイクルで開発されている製品。Latitude Eシリーズは、2008年の秋に初代が提供され、今回発表された製品が第2世代となる。

E4310では、CPUとしてIntel Core i5-540M(2.53GHz)/520M(2.4GHz)のいずれかを搭載でき、E5410やE5510ではさらに、Intel Core i5-430M(2.26GHz)/Core i3-330M(2.13GHz)のほか、Intel Celeron P4500(1.86GHz)も選択できる。オプションとしては、セキュリティ対策用として指紋認証、暗号化HDDが選択できるほか、抗菌保護キーボードもある。また、今後、SSD(128GB)のオプションも用意される予定だ。

第2世代の改善点としては、Webカメラの解像度の向上、ヒンジの強化、スピーカー音質の向上、新しい塗料剤による指紋付着と摩耗の低減、タッチパッドの感度の向上、キーボードのたわみの低減、ぐらつきを抑えるゴム足の採用などがあり、細かな変更が行われている。また、今回からフリーフォールセンサーを搭載したマザーボードも採用されている。

主な仕様

E4310については「Dell Latitude E4310 スタンダードパッケージ」が用意されており、仕様はCPUがIntel Core i5-520M(2.4GHz)、メモリが1GB(DDR3)、HDDが160GB、光学ドライブがDVD-ROM、ディスプレイが13.3インチLEDディスプレイ(1,366 ×768)となっている。OSはWindows 7 Professional(32bit)で、構成例価格は170,625円。インタフェースは、D-Sub、USB 2.0×2(うち1ポートはeSATAと共用)、マイク、ヘッドホン、7-in-1カードリーダ、ExpressCard/34、IEEE1394。外形寸法はW323×D215×H26.5~30.6mm、重量は1.54kg(3セルバッテリ)。

なお、E5510/E5410のインタフェースは、D-Sub、USB 2.0×4、マイク、ヘッドホン、3-in-1カードリーダ、ExpressCardまたはPCカード、IEEE1394、シリアル(E5510のみ)となっている。外形寸法/重量は、E5510がW371×D250×H33.8mm/2.59kg(4セルバッテリ)、E5410がW338×D244×H33.2mm/2.14kg(4セルバッテリ)。