NTTドコモは10日、都内で新CM発表会を行った。会場にはCMに出演した渡辺謙、岡田将生、木村カエラ、堀北真希が来場し、CM撮影時の秘話などを披露した。

ドコモでは新しい広告スローガンを「ひとりと、ひとつ。walk with you」とし、この5月から擬人化したケータイが登場する新TVCMを放映する。

長年付き添うよき相棒であり、時にスケジュールの確認に便利なコンシェルジュともなり、毎朝起こしてくれる母のようでもある。いつも近くにいる、自分にとって唯一の存在。そんなユーザーとケータイの距離感を表現したスローガンなのだという。

新TVCMの第1弾として、渡辺謙と岡田将生を起用した「岡田と謙さん」編を5月11日から、木村カエラと堀北真希を起用した「堀北とカエラ」編を5月18日から全国で放映する。

会社の上司に呼び出され、言い訳をするサラリーマンの悲哀が見え隠れする「岡田と謙さん」編(左)と、アドリブも盛り込んだという2人の関係が楽しい「堀北とカエラ」編。新TVCMでは、サラリーマン風の岡田のケータイを渡辺が演じ、OL風の堀北のケータイを木村が演じる

出演者4人によるトークセッションでは、それぞれがケータイに対する思いや撮影秘話を語った。渡辺は、はじめにこの仕事の依頼が来たときに「この歳で被り物の役はちょっと嫌だなぁ」と躊躇したという。ケータイはどんな存在か、の問いには「非常に大事なライフラインであるとともに、チームメイトのような存在」と語り、仕事の役割分担のひとつを担ってくれる重要な存在ですと付け加えた。撮影の合間に、渡辺からハリウッド映画の撮影現場での話などを聞いてとても勉強になったという岡田は、ケータイを「常にそばにいて欲しい、親友のような存在」とし、初めて手にしたときの嬉しかった思い出などを語った。

人見知りをする性格で、初対面ということもありはじめは緊張していたという堀北。木村とは、撮影を通じてよく喋るようになり、仲が良くなったという。そんなふたりの距離感を想像してCMに注目するのも面白いだろう。ケータイの存在について、木村は「楽しい時間、悩んでいる時間をともに過ごす、友だちに近いもの」、堀北も「友人のような存在で、いないと困ってしまう」とコメントした。

CMではケータイ役の木村カエラが自作の着信メロディを「歌う」場面があるが、今回のキャンペーンCMソングも手がけている。その約1年ぶりとなるニューシングル「Ring a Ding Dong」は6月9日に発売されるとのことだった。