暗い画像も色かぶり画像もワンクリックで簡単修正

静止画像の明るさや色味が気になるときは、MediaShow内で簡単な修正作業が行える。他のフォトレタッチソフトで修正する必要はない。1つめの方法は、自動補正による修正。輝度・コントラスト・カラーバランス・赤目修正・傾き補正などの編集を、ボタンをクリックするだけで行える。自動補正で満足の行く仕上がりを得られないときは、「微調整」タブを使ってみよう。このタブでは、スライダをドラッグすることで、彩度(あざやかさ)や明るさを微調整できる。

コントラストやバランスを自動補正する

スライダを使って微調整も可能

画像にエフェクトを加える機能も充実。カラー画像から白黒・セピアへの変換、マット、ビネット(周囲にぼかしを加える)、ソフトフォーカス、マット調などの効果を、クリックひとつで適用できる。

画像にエフェクトを

適用する

画像の編集内容は履歴として記録され、リストから編集内容を選ぶだけで、指定の編集段階に戻せる。この履歴を使って、同じ編集内容を別のファイルに適用する「バッチ処理」も可能となっている。

編集内容は履歴として記録される

動画編集とファイルコンバータ

静止画像と同様に、動画を編集する機能も搭載されている。主な編集項目は、回転(左回転・右回転)、トリム(動画の一部分を削除または一部分を残して切り取り)、手ぶれ映像の補正、明暗自動補正、ビデオノイズ低減、オーディオノイズ低減など。さらに、スライダを使って、輝度・コントラスト・彩度・ホワイトバランスを微調整できる。静止画像と同様に編集ログを記録し、指定の編集段階に戻したり、同じ編集内容を別のファイルに適用したりすることも可能だ。ファイルコンバータ機能を使うと、他の動画形式にも変換できる。

動画の一部を切り取る(トリム)

輝度やコントラストの微調整も可能

編集履歴を残せる

ファイルコンバータ機能も備える

まとめ

MediaShow5は、フォトムービーを作るだけでなく、画像の管理・編集、動画編集など、ユーザーのニーズを取り入れた機能が搭載され、より充実したソフトとなっている。特にフェイス認証は、人物写真を多く撮り、これまで写真を見ながら手作業で分類・整理していたユーザーには重宝するだろう。子供の成長記録や旅行記などをフォトムービーにしてパソコンで閲覧したり、DVDなどのメディアに出力して配るなど、作る・魅せる楽しさを十分に味わえるソフトだ。