アイ・オー・データ機器は、大容量NAS「LAN DISK XR」用ファームウェア(Ver1.03)の配布を開始し、新機能を追加した。ネットワーク上の特定のサーバーに接続されていることを鍵として、LAN DISK XR本体内HDDを暗号化する「キーサーバー機能」をサポートした。液晶ディスプレイユニット「HDL-GT/LCD」も利用できる。
HDDの盗難/持ち出し対策に備え、ハードウェア暗号化エンジンを用いて、AES256bitでRAIDボリューム全体を暗号化可能となった。従来USBメモリを鍵として暗号化解除が可能だったが、今回新たに特定Windowsサーバに「暗号鍵データ」を登録し鍵にすることも可能となっている(キーサーバー機能)。該当サーバーがネットワーク上に見つからない場合には、共有サービスを停止する。
2台のLAN DISK XRを同期できるレプリケーション機能も強化。従来は対象共有フォルダを1つのみ選択可能だったが、今回最大297を選択できるようになった(サブフォルダは200,000個に対応)。利用しているほぼ全ての共有フォルダをレプリケーション対象にして同期させられる。
この他、液晶表示ユニット「HDL-GT/LCD」を接続することで、IPアドレスや各種メッセージなどをPCなしで確認できるようになっている。