アイシェアは4月5日、20代から40代のネットユーザーに対して「タメ口に関する意識調査」を実施。その結果、職場で年下の相手に話をする場合、約3割のユーザーが「敬語を使う」と回答したことがわかった。

同アンケート調査は、同社の無料転送サービス「CLUB BBQ」の会員に対して2010年3月18日から24日までの期間で実施されたもので、有効回答数は497名。男女比は男性が50.9%、女性が49.1%で、年代の構成比は20代が29.2%、30代が34.4%、40代が36.4%。回答者のうち、就業経験者は96.4%となっている。

同調査では、プライベートと職場における年上、年下に対する"タメ口"の使用有無についてそれぞれ調査を行っている。就業経験者に対するアンケート項目「職場で年下の人と話をするとき、タメ口と敬語どちらを使うことが多いですか?」に対しては、「タメ口 14.4%(69人)」「どちらも同じくらい 52.8%(253人)」「敬語 32.8%(157人)」という回答結果となり、職場では約3割が日常的に年下の相手にも敬語を使うことがわかった。中でも20代の「年下にも敬語を使う人の割合」が42.6%と高くなっている。

同調査では、職場で年下の相手に敬語を使う理由についても尋ねており、「社会人としてのマナーだから」といった意見のほか、「一定の距離を保つため」「相手を尊重して」という声が多数あったという。逆に「タメ口を使う理由」としては、「親しみを込めて」「距離感を縮めるため」「敬語だと堅苦しいから」という声が寄せられる結果となった。

なお、同調査における「職場で、年下の相手があなたにタメ口で話しかけてきたら抵抗を感じますか?」という問いに対しては、「とても抵抗がある 30.1%(144人)」「どちらかというと抵抗がある 39.5%(189人)」となっており、6割以上の人が「抵抗がある」と回答している。

同社では調査結果について、「20代より30代と40代に抵抗を示す人が多くおり、言葉遣いのマナーに敏感な様子がうかがえる結果となった」としている。

職場で年下の人と話をするとき、タメ口と敬語どちらを使うことが多い? 資料:アイシェア