日立製作所は3月31日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」に長期運用に適した「Eタイプ」を追加したと発表した。
BladeSymphonyは、ブレードサーバを中核としたシステム基盤製品。ブレードサーバ、ストレージ、ネットワークをシステム管理ソフトウェアで一体管理できる構造になっている。
今回発表された「BS2000」Eタイプは、長期運用を意識した基幹システム向けハイエンドモデル。最長10年間のハードウェア保守契約が可能なほか、障害発生前に呼びのプロセッサーコアへ処理を引き継ぐ「プロセッサー交替機能」を搭載。さらに、インテルXeonプロセッサー7500番台を採用した「高性能サーバブレード」を利用することで、2台のサーバブレードをSMP(Symmetric Multi Processor)接続させて1台のシステムとして扱えるといった特徴もある。
主な仕様と価格は以下のとおり。
製品とサービス | 概要 | 価格 | 提供開始時期 |
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「BS2000」Eタイプ | 【サーバシャーシ】 サーバブレード 最大8、 PCI Expressボード 最大16、 スイッチモジュール 最大6、 マネジメントモジュール 最大2 外形寸法: W:447×D:820×H:441(mm) (10U) 【サーバブレード】 インテル Xeon プロセッサー E7540(2GHz)/X7550(2GHz)/X7560(2.26GHz) 最大2(最大16[32]コア)、 メモリ最大256[512]GB サーバ仮想化機構Virtage標準搭載 |
541万8000円~ | 5月28日 |
「BS2000」標準モデル用高性能サーバブレード(OSレスモデル) | インテル Xeon プロセッサー E7540(2GHz)/X7550(2GHz)/X7560(2.26GHz) 最大2 (最大16[32]コア)、 メモリ最大256[512]GB、 サーバ仮想化機構Virtage標準搭載 |
178万5000円~ | 3月31日 |
ダンプ取得機能強化サポートオプションEnterprise Edition | 障害発生前のカーネルの動作履歴や、システム稼働に影響を及ぼす事象の検知、記録を実現するツールを提供するサポートオプション | 月額4万2,000円~ | 4月16日 |