LSIは、2種類のラック・マウント型6Gbps SATAおよびSAS JBOD(Just a Bunch Of Disks)ストレージ筐体を発表した。

JBODは、ディスク・アレイの実装形態の1つで、複数のHDDを論理的に統合し、各HDD容量の合計を1まとめにして利用できるようにする技術および製品群のこと。

今回同社が発表した2製品は「620J」および「630J」で620Jは、24台の2.5インチのSASまたはSATAドライブをサポートする、2Uキャビネット・マウント型ストレージ・エンクロージャ。同製品は、すべてユーザ自身によるオンサイトでの交換が可能な、完全な冗長性を持つ、ホット・スワップ可能なESM、電源ユニットおよび冷却モジュールにより、重要データへの常時アクセスが可能だ。また、ESMとドライブ・キャリアごとのLEDにより、すべてのシステム・パーツがモニタリングされ、コンポーネント障害または誤動作の際にも、システムの継続した動作を補助することができる。

一方の630J は、12台の3.5インチSASまたはSATAドライブをサポートする、2Uキャビネット・マウント型ストレージ・エンクロージャ。主な機能は620Jと同等で、各種の交換などにも対応している。

LSI 630Jの筐体外観

エンタープライズ・ストレージにおけるLSIの実績に基づいて開発された630Jは、信頼性の高いエンクロージャ・デザインと高い顧客満足度を兼ね備えています。全てユーザ自身によるオンサイトでの交換が可能な、完全な冗長性を持つ、ホット・スワップ可能 なESM、電源ユニットおよび冷却モジュールにより、重要データへの常時アクセスが可能です。また、ESMとドライブ・キャリアごとのLEDにより、全てのシステム・パーツは綿密にモニタリングされ、コンポーネント障害または誤動作の際にも、システムの継続した動作を補助します。

なお、両モデルとも高帯域アプリケーションとトランザクション集中型アプリケーションをサポートし、ストリーミング・ビデオ、クラウド・コンピューティング、Webホスティング、データベース、電子メール・サービスおよびオンライン商取引などを含む広範囲なアプリケーションに対応することが可能である。