東芝は11日、ポータブルタイプのDVDプレーヤー「ポータロウ(SD-P75DTW)」を4月中旬に、「ポータロウ(SD-P75SW / SD-P75SR / SD-P75SB)」を4月上旬に発売すると発表した。価格はいずれもオープンで、市場予想価格はSD-P75DTWが3万5,000円前後、SD-P75Sシリーズは2万2,000千円前後。

「ポータロウ(SD-P75DTW)」。カラーはシェルホワイトのみ。

今回発表されたSD-P75DTWおよびSD-P75Sシリーズは、7V型WVGA(800×480ピクセル : 115万画素)のLEDバックライト液晶を採用し、同社従来機種と比較して約3倍の画素数を実現したポータブルタイプのDVDプレーヤー。

再生可能なメディアは、DVDビデオをはじめ、DVD-R / -RW(VRモード / Videoモード : CPRM対応)、CD-R / RWに記録された動画ファイル(DivX)と音楽ファイル(MP3 / WMA)、および静止画ファイル(JPEG)。また、カードスロットが装備されており、SD / SDHCメモリーカードなどに記録した音楽ファイル(MP3 / WMA)と静止画ファイル(JPEG)の再生も可能。

SD-P75DTWはワンセグチューナーを内蔵し、SD / SDHCメモリーカードなどへのワンセグ録画にも対応した機種。DVD再生中でもワンセグ録画を行うことができ、日時指定の予約録画をはじめ、電子番組表からの予約や特定の番組を毎回録画する「毎回録画」機能も搭載する。

同製品がメモリーカードに録画した番組は、ワンセグ対応の同社液晶テレビ「レグザ」シリーズや携帯電話などでも再生可能。逆に、液晶テレビや携帯電話からメモリーカードに録画されたワンセグ番組の再生も行える。「SD-Video」などの映像コンテンツ再生にも対応するので、DVDだけではなくメモリカードなどに収録された映画ソフトを楽しむことも可能。

SD-P75SW(シェルホワイト)

SD-P75SR(バーガンディレッド)

SD-P75SB(ディープブルー)

SD-P75Sシリーズはワンセグチューナー非搭載タイプで、メモリーカードに録画・収録されたワンセグ番組や映像コンテンツ再生には対応しないが、それ以外のスペックはSD-P75DTWと同じ。3色のカラーバリエーションが用意され、さまざまなインテリアに調和するデザインとのこと。

いずれの機種も、電源は付属のリチウムイオンバッテリーパックとACアダプターを使用し、バッテリーパックでは連続5時間の再生が行える。入出力端子は、AV入力小型端子(φ3.5mm)、AV出力小型端子(φ3.5mm)、ヘッドフォン端子、アンテナ入力端子(SD-P75DTWのみ)を装備。本体サイズは190(W)mm×32(H)mm×161(D)mmで、バッテリーを含まない重量はSD-P75DTWが820g、SD-P75Sシリーズは785g。