ノルウェーのOpera Softwareは2月25日(現地時間)、最速ブラウザとして注目されている「Opera 10.50」のMac用ベータ1を公開した。昨年12月にリリースされたpre-alpha以来のMac版の提供で、動作が改善されたほか、最終版のリリースを見据えた新機能が組み込まれている。対応環境は、Mac OS X 10.4(Tiger)以上で動作するIntel Mac。

Opera 10.50は前世代と比べて最大8倍高速に動作するJavaScriptエンジン「Carakan」を搭載、新しいグラフィックス・ライブラリ「Vega」を備える。Operaは「地球上で最速のブラウザ」とアピールしており、また実際にpre-alpha版のリリース以来、v10.50は数々のWebブラウザのベンチマークでライバルを上回るスコアをたたき出してきた。

Mac版はCocoaアプリであり、Growlの通知やマルチタッチ・ジェスチャーをサポートする。最新ベータでは安定性が向上、ユーザーインターフェイスが改善された。Opera Uniteが利用可能になり、Widgetsがスタンドアローンアプリとしてデスクトップ上で動作する。またHTML5のvideoタグをサポートする。

Opera 10.50 beta for Mac