OpenOffice.org - The Free and Open Productivity Suite

シェアの計測が実施しやすいブラウザやOSと違って、アプリケーションとして重要な地位にありながら世界シェアが計測しにくいものにオフィスアプリケーションがある。それほど正確な数値ではないが、奇抜な方法でオフィスアプリケーションのシェアを計測した結果がNews: International OpenOffice market shares - Portal - Tutorials, Tipps und Tricks für Webmaster auf Webmasterpro.deにおいて紹介された。

同記事では20万人のビジターをFlashCounter Statistikserviceで分析。インストールされているオフィスアプリケーションを特定可能なフォントがインストールされているかどうかをJavaScript経由でチェックしてオフィスアプリケーションのインストール割合を推測している。

OpenOffice.org MS Office Apple iWork WordPerfect
ポーランド 22 68 0.3 1.4
チェコ 22 76 0.1 1.3
ドイツ 21 72 1.4 2.7
フランス 19 76 2.9 0.5
イタリア 18 81 1.5 0.9
スペイン 15 80 1.9 1.5
ノルウェー 18 71 2.0 0.5
デンマーク 14 79 2.5 1.1
ベルギー 14 85 1.9 1.1
スウェーデン 13 68 1.8 0.2
オーストリア 12 85 1.8 2.2
ルクセンブルグ 12 81 3.7 0.7
スイス 11 85 3.4 1.2
カナダ 11 79 3.4 4.0
ハンガリー 11 77 0.7 1.4

News: International OpenOffice market shares - Portal - Tutorials, Tipps und Tricks für Webmaster auf Webmasterpro.deの結果をグラフ化

行政機関や教育機関、地方自治体でOOoの導入を推進している国ほどOOoの割合が高く、現状と推測値が一致しているという。またOOoの採用割合が高い国はFirefoxなど代替ブラウザも高い傾向がみられるという。ドイツにおけるOOoの採用割合が高い原因にはOOoの元となるStarOfficeがもともとドイツで開発されていたという事実も関係しているようだ。

OOoの許容誤差は±5%、MS Officeは±15%とされている。誤差が大きく調査方法も独特、それにユーザ母体の割合がドイツに偏ってはいるものの、ひとつの調査結果として興味深い。OOoは国ごとにシェアに大きな違いがあるというのが現状のようだ。