Mozilla Japanは、「Firefox 3.6」正式版を22日午前2時に配布開始すると発表した。GetFirefox.comからダウンロードできる。

Firefox 3.6 は、バックエンドの強化によってアプリケーション全体の体感速度を向上。JavaScriptエンジン「TraceMonkey」の実行速度もFirefox 3.5と比べ20%以上高速化した。合わせてWindows 7への正式対応、操作性・安定性・体感速度の向上、起動時間の短縮に加え、HTML5/CSS3対応の強化や加速度センサーAPIなどWeb開発者向けの新機能の追加が行われている。

セキュリティ面では、古いプラグインの脆弱性を悪用したウイルス感染のリスクを軽減できるよう、インストールされているプラグインの状態を一目で確認できるプラグインチェックツールを追加。また、日本政府と協力し、ユーザーが電子政府システムを安全に利用できるよう、GPKI(政府認証基盤)ルート証明書を実装した。

さらに、ブラウザのデザインをワンクリックで変更し楽しめる新テーマ機能「Personas」(ペルソナ)を標準搭載。ギャラリーにはすでに40,000以上のデザインテーマが登録されており、すぐに利用できる。

なおMozilla Japanでは、Firefox 3.6リリースに伴い、日本独自の取り組みとして「Firefox 3.6の灯」Webサイトを公開する。同サイトでは、1件1件のダウンロードが日本地図上の「ともしび」として表示され、日本国内のFirefox 3.6のダウンロード状況をリアルタイムかつ視覚的に見ることができる。