開発中のオープンソースWebブラウザ「Firefox 3.6」の最終版が1月21日(米国時間)にリリースされる見通しだ。Mozillaによると、20日(同)にQAプロセスが完了。Mozilla Wikiに同バージョンのリリース日スケジュール(1月21日)が追加された。

Firefox 3.6は"Namoroka"というコードネームで、昨年春頃から開発プロジェクトが本格的に進みだした。昨年10月のベータリリースを経て、今月8日(同)にRC(リリース候補)1に到達。17日(同)にRC2がリリースされていた。同バージョンでは、レンダリング・エンジンに「Gecko 1.9.2」を採用。JavaScriptのパフォーマンス、ブラウザ全体の反応や起動時間が改善されたほか、サードパーティのプログラムがより安定して動作する。またCSS、DOM、HTML5のサポートを拡大、ネイティブビデオのフルスクリーン再生、WOFFフォント形式のサポート、HTML5 File APIなどが追加されている。

昨年12月にMozillaのJustin Scott氏が今年1月にコミュニティイベントを実施する計画を明らかにしており、Firefox 3.6リリースに絡めたイベント開催も期待できる。