セイコーインスツルは12日、PASORMA搭載電子辞書の新モデル「SR-S9002」を発表した。発売は、1月下旬を予定している。価格はオープンで、市場価格は4万5,000円前後と予想される。

試験対策が強化された、PASORAMA搭載電子辞書「SR-S9002」

SR-S9002は、TOEICや英検への対策を強化した電子辞書。TOEICテスト対策用に5本、TOEFL対策用に2本、英検対策用に3本のコンテンツが収録される。

なかでも、電子辞書の画面では表示が難しかったTOEICのPART1~7に対応。従来の製品では、TOEICのPART1~PART7での写真を使用した出題への対応が難しかったが、解像度640×480、5.2V型のモノクロのハイコントラストTFT液晶の採用と、新コンテンツの追加により、臨場感の高い模擬テストを実現している。なお、TOEICテストの問題は、約1,400問収録する。

また、SR-S9002は、PASRAMA機能を搭載した電子辞書でもある。PASRAMAは、PCと接続した際に、PC側から電子辞書に収録されているコンテンツを利用可能にする機能(収録されているすべてのコンテンツがPASRAMAに対応しているわけではない)。本体のディスプレイはモノクロだが、収録されているブリタニカ国際百科事典では、PC側にはカラーの画像を表示することができるほか、コンテンツ内に含まれているリンクも使用することが可能となっている。英検に関しては、1級/準1級/2級試験対策用のドリルが収録されている。

なお、SR-S9002は、パナソニックグループのショッピングサイト「CLUB Panasonic My MALL」で、期間限定の新製品モニター販売が行われている。応募締め切りは1月19日13時。